世界ふれあわない街歩き

人見知りの住所不定無職が、ふらふら1人旅をするブログ

青春18切符旅⑥砂風呂ドライビング空港

(この日のポイントまとめたらタイトルがワヤに。笑)
3/7 月曜日
宿が線路沿いにあるにもかかわらず、音や振動が全く気にならないくらいとにかく快適で、目がさめるともう朝8時過ぎ。
チェックアウトは10時なので、ちょっと足早に朝風呂に浸かる。部屋風呂で温泉で、しかもジャグジーの付きだった。鬼豪華…!

冷蔵庫の設定低くしすぎて、買ってきたベビーリーフが凍っていて悲しかったけど、とりあえず朝ごはんを食べて、生乾きの洗濯物を隣のコインランドリーで乾かして、荷物まとめて、今日こそ、昨日できなかった砂風呂に再チャレンジ!!

今回はバスで亀川から別府市営の海浜砂場へ。電車より安かった。
到着して1030円を払って受付を済ますと、20,30分待ちとのこと。畳の休憩室や足湯もあるし、とにかく今日は初夏のような陽気でポカポカなので、外で待つのが苦じゃない。砂場の隣で海を眺めて過ごす。
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受付整理番号(手書き)

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横では砂風呂、
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目の前は海!

結局15分もしない間に整理番号が呼ばれ、先ほどの受付で浴衣と帯をもらう。
荷物は100円が戻ってこないロッカーだったので、廊下にある大きいやつをG氏とシェア。

脱衣所は5、6畳くらいの狭さで、風呂から出た人とこれから入る人でごった返し。隅っこでそそくさと着替えて、私は髪の毛濡らしたくなかったので持参のシャワーキャップ(受付で買うと110円する)をかぶり、カメラとタオルを袋に入れて砂場に向かう。

砂場では木の枕に頭を乗せて、寝るように言われる。砂場の外にカメラとかは置いておきます。
すると、砂かけおじょうさん(パワフルなおばちゃんです笑)がスコップで温泉で熱せられた重くて黒い砂を体にかけてくれます。
京都の嵯峨野で入った酵素風呂みたいに温かい。けど、重みが全然違い、ずっしり、ずっしりと体に乗ってくる。首元にも砂を入れてもらい、完全に砂の中に入ると、おじょうさんが黄色い傘を日よけに立ててくれる。晴天で眩しかったのでありがたい。
そして、写真も撮ってくれます。砂から顔だけが出ているシュールな絵になりますが。笑

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後ろから撮ってもらったやつ。

潮の香りと、波の音と、ぬっくぬくの砂風呂。ウトウトしてきます。

15分したら起こしてくれるということでしたが、何故か私達だけ20分以上埋められていた。
自力で重たい砂を除けて、男女別の更衣室に戻ります。砂が細かいので、タオルを持ってきても、袋に入れてないと砂まみれになるので注意。

お風呂の前にシャワー室で浴衣を脱いで箱に入れ、体についた砂を落とします。
温泉に浸かるけど、暑い暑い。すぐに出て、着替えて外にでました。

火照った体に潮風が心地よく、タオルを乾かしながら今後のプランを立てる。
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とりあえず、お風呂に入るとお腹がすくので、何か食べたい。一度バスで別府駅まで戻り(この距離は電車のが安かった…)、タイムズのカーシェアリングで車を借りて、出発!
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鉄輪の方にある、目指していた美味しそうなお寿司屋さんは、平日なのに大行列…
とにかくお腹が空き過ぎていたので、何か胃に入れようと、お向かいのうどん屋に入る。笑
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鳴門うどん。
うどん1玉分の料金で3玉まで食べられるという良心的なお店。G氏が肉うどんを3玉で頼んでたけど、尋常じゃないボリュームだった。
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私は1玉のとり天うどん。とり天というか唐揚げっぽい。
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柔らかめのおうどんんですが、味は美味しい!

満足して寿司とかどうでもよくなっちゃったので、とりあえず山の方をドライブ。
山の方に行くと、硫黄臭がした。市内の温泉は無臭無色なのに。

適当にたどり着いた堀田温泉に入る。200円。
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露天風呂も付いてて、更衣室も広くて綺麗で、休憩所まである。
湯の温度は熱め(別府ではぬるい方らしい)で、気温も暑いので、なかなか有り難みが感じられないけど、食後にさっぱりできて良かったです。

その後は、海の駅という、道の駅みたいなところかと思ったら、団体観光客向けのお土産屋さんに寄って車を停め、そこでは何も買わずに隣のスーパーでアイスを買って、駐車場食べた。笑
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スペシャブラックモンブラン!初めて見た。

時間がそんなにあるわけではなかったので、来る途中に気になっていた十文字展望台というところまで行き、景色を眺める。それなりに標高があるので、大分自動車道や町並みを見下ろせる。
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展望台と行っても、お店や建物は特にない。景色を楽しむ場所でした。
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光学46倍ズームで亀川駅を発見。
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夜はもっと良い景色だろうなあ。

駐車場の大分マップはそこそこカオス。
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そこから一気に山を下って市街地に戻り、車も返却。
4時間ちょっとで1人1500円弱。市内のバスが結構高いし、歩くと山はしんどいので、車借りて本当良かったです。

私は宿に荷物を少し置いてから、G氏の見送りに大分空港までのバスに乗る。
なんと大分空港、電車が通っていない。タクシーかバスでしか大分市内、別府市に行けない。
片道だと1500円。往復2600円なので、往復がかなりお得。
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40分ほどで着くので、距離的にはすぐ近くみたい。

大分空港は一応国際空港らしいけど、とてもこじんまりとしていて、かわいい。
保安検査場は一つしかないし、飲食店も4つだけ。迷うこともないし、いいね。笑

その中の一軒でだんご汁とりゅうきゅう丼(カンパチに甘めの醤油ダレがかかってる)を食す。
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優しい味でおいしい。

バスが1時間に1本しかないので、成田行きのソラシドエアーが遅延していたG氏に結局見送って貰い、私は別府に戻りました。笑

別府駅前をあんまり探索してなかったので、ちょっと歩きまわってみたけど、昭和のピンク映画シアターや風俗店が軒を連ねていて、ちょっと1人は怖い。笑

そんな中で立派な建物を発見。
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別府温泉の顔とも言える、竹瓦温泉です。
この日は入りはしませんでしたが、建物見るだけでもタイムスリップしたような感覚。

宿に戻ると、昼間の温泉が今更湯当たりしたのか、硫黄臭のせいか、気持ちが悪くなり、リビングで休憩。

博多ご出身の宿のスタッフさんとしばらく談笑。ゲストハウスに勤めてる人たちはやっぱり旅好きで、おもしろい話を聞ける。

ゆっくりしたら治ったので、その日はもうすぐ寝ました。
平日だからか、宿もひっそりしていて、一昨日と同じ女ドミは私の他に1人いるだけだったので、静かに過ごせました。

青春18切符旅⑤別府〜亀川

3/6 日曜日
昨日は夜中の間ずっと、泊まっている宿、別府ゲストハウスのWiFiが使えなかった。
フロント開いてる時間しか使えないのかな?
→単にたまたまスイッチ切れてたみたいで、他に日は大丈夫でした。(後日追記)

ドミトリーで人が起き出して、自分もよく寝たなと思って目覚めたけど、朝5時半前。
つかさず二度寝に入る。

次に目が覚めると8時過ぎで、色々支度をしてから、リビングで調べ物。
今日は別のところに泊まるので、荷物をまたパッキングして、要らないものは宿の荷物置き場に置かせて貰って、G氏と合流してほぼノープランで出発。今日も夏のような陽気。
ちなみに、この日の目標は、砂風呂に入る!という一点のみ。

とりあえずお腹が空いたので、昨日から気になっていた別府駅前のデカベンというおばちゃん達がやっているお弁当屋さんでお昼ご飯を買ってから、JRに乗って1つ先の別府大学駅に向かう。
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駅から少し歩いて、海を眺めながら、公園でお昼を食べる。
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写真撮り忘れちゃったんだけど、「デカベンの小」という何だかサイズ感がつかめないお弁当を選んだけど、全部美味しかった!特に煮物とおにぎり。やさしい、おばあちゃんの味。

お腹をいっぱいにした後は、少しだけ海辺散策。潮が引いているので、岩場に小さいカニやエビを発見。
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胃が落ち着いたので、すぐ隣の市営の海浜砂風呂浴場へ向かう。
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海を眺めながらの砂風呂にずっと憧れていたんです。

が、しかし!!

入り口には「待ち時間120分」の表記が!!
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受付の人曰く、土日は混んでて、特に今日は60人の団体さんが来てしまったので、それくらいかかるそう。
明日の朝ならまだ空いてると教えてもらい、明日またリベンジすることに。

残念。そして、本日のプラン達成ならず終わり。笑

仕方なく、本日の宿がある隣の亀川駅まで散歩がてら歩くことに。

途中でご当地スーパーに寄ってみたり、
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亀川筋湯温泉を覗いてみたり、
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私にとってはお馴染みじゃないムースを食べてみたり、
やたら亀がいる神社?に寄ってみたり。
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わ!


亀川駅はプレハブみたいでびっくり。
温泉地なのにすごい寂れ方している。

今日泊まる宿、遊湯さんに荷物を預けて、チェックインまで周辺探索。といっても、温泉以外何もない。

近くにローソン、ファミマ、coco、コインランドリーはあるけど、それだけ。もう少し足を伸ばすと、ようやくスーパーを発見。
明日の朝ごはんになりそうなものとか、大分らしいスダチのジュースとか購入。

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市営の浜田温泉きれいそうだったし、寄ればよかった。

途中でぬこぬこゾーンにも。
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動じない。笑

またゆっくり歩いて、宿でチェックイン。

今回泊まる亀川温泉遊湯は、素泊まりだけど各部屋に家族風呂がついてていつでも使えるというなかなか新しいタイプのお宿。ゲストハウスの個室料金でお風呂とトイレとアメニティついてる感じなので、コスパ最強。温泉の温度も自分で調整できるし、宿泊中3回も入った。笑
肝心の風呂の写真は撮り忘れたけど、洗い場も浴槽も広くて、子どもがいても家族全員で入れそう。実際空き部屋がある日は、時間売りして家族風呂にしてるらしい。

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代わりに、お部屋は広くはない。笑

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ポット、レンジ、空気清浄機完備。
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充実のアメニティ
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冷蔵庫に入っていたお茶、ジュース、ミルクティー、水は無料!ありがたい!



夜はすぐ近くのいっちゃんラーメンで食べた。
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味噌とんこつ、確か650円。
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器を覆うほど大きいチャーシュー、味玉、ワンタン、もやしがデフォルトでトッピングされてる。
美味。

帰って好きなだけ酒を飲んで風呂入って寝るという、ダメニートに拍車がかかる夜でした。
九州ラベルのキリン。
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風呂上がりのビール、うまい!



青春18切符旅④博多→別府 via湯布院



3/5 土曜日
今日は変な夢を見ずに起きた。
ただし前日のなでしこの敗戦を受け、気持ちが萎んでいる。

共有キッチンで朝ごはんを作って食べて、来週の宿などをとりあえず色々調べてみる。10日までに大阪に辿りつければいいので、色んなオプションがある。でももう12時間の移動はしんどいので、どうか細切れに移動したい。

昔誰かにもらって美味しかった博多通りもんというお土産のお菓子を買ったのと、暑くてただただ荷物になっているマフラーとネックウォーマー(首の防寒具が2つある意味もそもそも謎)のせいで、バックパックがどんどん大きくなっている気が…

荷物まとめて、部屋の掃除をして、10時チェックアウト。ちょっと共有キッチンでWiFi使わせてもらってから、出発!

笹原駅に行き来する間、毎回通る度に気になっていたラーメン屋さんに寄って腹ごしらえ。
暖簾の文字が「いラーメン」に見えるので、井尻駅に近いからかな?と思ったら「、、(テンテン)ラーメン」という名前でした。
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オープン直後なのに、もう満席で少しだけ外で待った。今日も暖かいから全然苦じゃない。
かた麺のもやしラーメン(600円)と名物らしいタコ飯(200円)を注文。
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タコ飯はタコの味が濃いけど、割と普通でした。笑
ラーメンが個人的にツボでした。とんこつで濃い〜けど、重たくない。丁度いい。
麺の固さも、1番好きなやつ。丁度いい。
替え玉百円だし食べたかったけど、タコ飯食べちゃったからやめた。

おばちゃんとおじちゃんがとても愛想良くて、近かったら絶対通ってたなと思う。笑

笹原駅で18切符に今日のスタンプを押してもらい、鹿児島線廿日市で快速に乗り換えて、久留米で久大本線に乗り換えて、まずは湯布院まで約3時間。

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電車がレトロ。
景色がどんどん長閑になっていく。アスファルトが減って、家と家の間が広くなっていって、田んぼや畑が増えて、山が見え出して、トンネルも増えていく。温泉地に向かう途中って、大抵こういう感じ。

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湯布院では乗り換え50分あるので、途中下車してぶらぶら歩く。

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由布岳がきれい!
駅前とかは市のフリーWiFiが飛んでる。有能。

駅前は特にお土産屋くらいしかなかった。歩いていたらちょっと暑くなってきてアイスクリームを探していたけど、冬だからかやってないとか、あっても観光地価格で値段が高くて諦め。

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足湯が駅の中に160円で、駅の外に無料のがあったけど、暑くて仕方ないので入る気にならず。
あと、タイトなジーンズに浮腫んだ足ねじ込んでいるので、裾が捲れない気がしたので。。。

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馬車が有名らしい。馬かわいいいいいいいい

結局何もせずに駅に戻り、2両編成の大分行きに乗る。
典型的なうるさいブス学生(多分)2人組の隣に座ってしまい、完全にポジショニングミスった。

明るく面白いブスと陰鬱なブスは好きですが、こういううるさいだけの承認欲求の肉塊ブスは本当有害だと思う。
流行ってるんだか流行ってないんだかよくわからない、しまむらとハニーズで揃えましたみたいなペラペラのパステルカラーの服に、謎のサイズ感の、角が削れたリュックを背負い、マスクで顔を隠して、股を開いてど太い生脚を晒しているけど、それだけじゃきっと誰からも注目されないから、汚い言葉で大声で話す、下品に笑う。大きな声を出せば、(不快に思って)人が自分を見てくれるから、そうでもしないと他人の注目を集められないから、自然にそうなってしまう。多分ツイッターとかにはアプリで加工しまくった自撮り写真やプリクラをアップして、「はぁ、美人になりたいっ><」とか書いてるタイプ。同じような人種から「◯◯ちゃん十分かわいいよぉ〜」という傷の舐め合いリプを貰っていることでしょう。

自分のことは全て棚に上げて言いましたが、それくらい不快でした。

不快といえば、自分の前髪もかなり不快。今回旅の前日に切って貰ったけど、めちゃくちゃ下手くそな美容師だった。私の伝え方も悪いのかもしれないけど、こっちの意図が一つも伝わらず、後ろは短くされ、軽くされ、前髪は丁度邪魔な長さにされた。スタイリングも下手くそだし、話も面白くもないのに雑誌くれないし、シャンプーの人もいちいち所作が雑で面倒くさそうで、よくこんなところが存続してるな〜と思った。見慣れれば大丈夫だと思いたかったけど、4日経ってもダメなので、本当、京都の行きつけのサロンまで行くか、地元帰るまで我慢すればよかった。




(ここまでくると、もはや全くもって旅行記ではないな。)



そうこうしてる間に大分駅に到着し、乗り換えて別府に到着。
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あんまり温泉地って感じの駅じゃないですね。
過疎地の温泉駅のような寂れ間もなく、高山とか熱海みたいなギラギラ感もない。
駅の前に手湯があったり、温泉地であることはアピールしてるけど。
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今回の宿泊は別府ゲストハウスさん。駅から歩いてすぐでした。分かりやすい場所にある。
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名前も聞かれずに宿帳に記入して、2泊分のお金を払い(お釣りがスタッフの財布?からでてきたのはビックリ)、簡単に案内を受けて、鍵を貰って2階のお部屋に行きました。今回は女性ドミトリー。

バンクベッドの四人部屋でした。
荷物スペース、ロッカー、カーテン、手元灯、コンセント、一通り付いている。
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ちょっと埃っぽい。ベッドにシーツが1枚とピローケースしかなく、どういうこと?と思ったけど、廊下に予備がありました。さすがにシーツ無しで布団は抵抗ある、、、
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同じ階に24時間使える女性用シャワーとトイレが一つずつあり、洗面台も3つある。
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3階にもあるそうです。近くに共同温泉もあるし、シャワーは使わなさそうだけど。

1階にはフロント、共有スペース、キッチン、こたつ、漫画スペース、パソコンがある。
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漫画読み放題はかなり魅力。(漫画はメジャーなものが多いです。)

建物自体はレトロでいいんだけど、いかんせ古くて声音響きやすい感じ。客層は3月だからか、土曜だからか、若い日本人が多い印象。
キッチンにはコケージャンとフィリピンの人もいた。

予約内容をギリギリで変更したけど、普通にOKしてもらえたし、よかった。
一泊2千円、悪くはないかな。WiFiもついてるしね(夜中は何故か入らなかったけど、、、)。

これからの旅程を考えてぐるぐるした後、成田から気分転換しに突然飛んできたG氏と合流。

別府駅すぐ近くのなる宮というお店で、名物らしい、とり天を食らう。
おいしい…!サクフワァ!
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名前忘れちゃったけどめっちゃ美味しい地酒呷りながら、白子、天丼(最初は飲むつもりなかったから笑)、懐かしいお味のポテサラなどをいただく。どれもおいしい。
一人旅じゃなくなると、割り勘できて色々食べられるから、これは良いね。

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帰り道見かけたぬこ。本当ねこ多い!


散歩をして、流れで、てんぐの湯というカプセルホテルやジムの入ったビルの中にある掛け流し温泉に行くことに。ドライヤー、タオル、ソープ類揃って500円は、普段430円でそれらが一つもない銭湯に行っていたので、とてもお得に感じる。

途中シャワーのお湯が出なくなるという事件もありましたが、ちょうど入浴中だった従業員さん?が対応してくれて、最後はお湯が出ました。よかった。

2時間は利用できるので、ゆったり入って髪も乾かせます。
最新の大型スーパー銭湯とかの台頭で、脱衣所には髪の毛一本も落ちてない、清潔であることが当たり前になっている昨今の日本の公衆風呂ですが、こういう昔ながらの「みんなのお風呂」って感じのの風呂もいいよね。

この日は帰ってすぐ就寝。
部屋が埃っぽいのか花粉なのか、目が痒かったけど、温泉のお陰で、ぬくぬく眠れました。

青春18切符旅③長崎・軍艦島弾丸旅



3/4 金曜日
朝4:30起床。早い。だけど、その前に怖い夢を見てうっすら起きてはいた。
友達の弟が船から落ちて亡くなって、首がスクリューか何かで切断された状態で見つけてしまい、それを拾って陸に連れてくるという最悪の夢だった。海底から浮かんでくる虚ろな顔が怖かった。
何か病んでるのかな。。(ニートのどこに病む要素が…?)

軽く朝ごはんを食べて、夜明け前の真っ暗な道を駆け足で笹原駅へ。
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夜中に雨が降ったみたいで地面が濡れていた。
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駅の窓口は6:10からなので、青春18切符のスタンプは車掌さんに押してもらうことにして、始発5:23のの鹿児島線に乗り、鳥栖で2両しかない長崎行き普通電車に乗り換えて、いざ、長崎へ。

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人はまばら。


前日色々調べていた時に、以前から気になっていた軍艦島の存在を思い出し、翌日の朝10時発の上陸ツアーがたまたま1人分だけ空いてるようだったので、急遽長崎行きを決定。土地勘も距離感もわからず、九州という括りで行けるやろと思い、日帰り旅を決めてしまったけど、普通に遠い。鈍行で4時間かかる。中部地方来てるんだから名古屋から岐阜の高山も日帰りで行けるやろと思ってしまうようなものだったと思う。甘い。遠い。あと、佐賀完全にスキップしてしまって、ごめんなさい。

そのスキップしてしまった佐賀あたりから空が白み始めて、乗客も増えてきた。学生さんが多いね。

穏やかな有明海を眺めながら、1人、世界の車窓からごっこをする。

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が、早起きしたせいか途中から記憶がなくなり、気がついたら長崎に到着。
というか気づいてもいなかったので、危うく折り返しで鳥栖に戻ってしまうところだった。

ワンマンカーで車掌さんはスタンプもらえなかったので、改札でゲット。
私の前にも3,4人ほど18切符ユーザーがいた。
JR九州のスタンプは「ありがとうございます」とついてる。

改札を出てすぐのインフォメーションで地図を貰う。
10:10には軍艦島ツアーに集合なので、とりあえず路面電車乗って大浦海岸通りまで向かう。

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駅の周りや栄え方をみていると、長崎はなんか豊橋っぽい。笑
路面電車のせいかな。
旅先をすぐに自分の知ってる土地に喩えてしまう。

乗り換え地点で120円を払い、乗り換えチケットをもらう。
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20分ほどで大浦海岸通りに到着。その時はチケットを入れるだけでOK。
500円の1日乗車券を買うか迷ったけど、一回の乗車で120円だから、最低5回は乗らなきゃいけないけど自分の滞在時間短いし、坂もなく歩ける距離だなと思ったので、買わなかった。

駅を出て海側にまっすぐ歩いて行くと「軍艦島ツアー」の幟が見える。
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今回は唯一空きがあったシーマン商会さん主催ツアー、さるくII号へ。
受付をして、記念の黒いダイヤモンド(=石炭)を貰い、ツアー代3600円と入島代300円を払って席に案内される。
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受付が遅かったせいか、1番前の進行方向と逆向きの席しか空いていない。。。
船だけは酔いやすいので怖かったけど、仕方なく座る。急いで酔い止めを飲む。

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ここ座ってた。


10:30頃出港。おじさんが港の中の船やドックや橋を案内してくれるけど、案の定私の席からはあんまり見えない。一通り説明が終わった後、その説明してたモノが見えて「あ〜〜さっきの〜〜これのことか〜〜」ってなるだけでした。説明も、おじさんの滑舌(なのかそういう訛りなのか)と、船のエンジン音と、感音性難聴気味な私の耳のせいで、あんまり聞こえんかった。笑
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イージス艦も長崎で造られてるとか、大昔にオランダかどこかから輸入したクレーン?が現役だとか、豪華客船が今も造られているとことか、三菱の造船所のでかいクレーンは一つで大型バス230台を吊り上げるパワーがあるとか。

けど、船とか電車とか飛行機とか、人が造ったとは思えないくらい大きいモノが作られているところって見てると面白いよね。

隠れキリシタンが多く住んでいた島とかを抜けて外洋に出ると船が揺れ始める。天気はいいけど、風は強いみたい。
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20分ほどで端島、通称軍艦島周辺に到着。写真や映像で見ていたけど、それとは全く違う迫力。
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逆光、、、

つい半世紀ほど前までは三菱の炭鉱業で栄えに栄え、5千人以上が住んでいたのに、石油エネルギーへの転換によって人口は激減し、今はもう人が入れないほどに朽ちてしまっている島。島の一つでも
さえも「使い捨て」してしまう、人間の傲慢さそのもののような気がして、何とも言えない、ゾッとする感覚を覚える。

島が1番軍艦に見えるポイントで船のデッキに上がらせて貰い、写真撮影。風強い。波高い。

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軍艦というと広島の呉で模型とかを見たことある位ですが、確かに、大海原を揺れることなく航海してそうなどっしり感はあります。

後方座席の人たちも入れ違いで写真撮影をし、最後にトイレ休憩。島にはトイレがないそうで。
その後は反対側のドルフィン桟橋に向かい、いざ上陸。

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廃墟。

スタッフさん達が慌ただしく動き回り、上陸の準備が進められる。
降りるときに両手が使える状態にならなきゃいけないため、お客さん達も荷物をまとめる。
と、思った矢先、船長さんのアナウンスが。




「長崎の条例で、安全確保のため、しけが0.5m以上ある時は上陸を中止するように定められており…」



うそだろ。



「…本日、目で確認できるだけでも1.5mほどの波があるため、大変申し訳ありませんが、上陸を見合わせざるを得ません」



まじかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
船内に響き渡る「えええええええ〜〜〜〜〜〜」という落胆の声。

ここできて上陸キャンセルとは!!
もっと前にわかってて欲しかったというか、できないなら船出さないで欲しかった。

普通に島で釣りをしているおじさん達がいたので、上陸できないこともなかったんだろうけど、条例があるんじゃ仕方ない。

予め波の高さ測るものを島に置いて、遠隔で見えるようにして、高ければ欠航にすればいいのにね。
桟橋が南側にあるので、南風が強くなるこれから夏にかけては波が高いそうです。
もっと寒い冬に来るべきだった。

仕方なく、お隣の高島に上陸。笑
こちらは普通に今も高齢者の方が住む、軍艦島より大きい島、こちらも昔は炭鉱で栄えていたそうです。

そこにある軍艦島の模型でガイドを受け、各自、自由時間。炭鉱資料館しかないですが。

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ちなみにその模型は崩れる前の軍艦島の姿で残っているので、当時どんな暮らしだったかとかを教えてもらえます。当時は最大規模だった高層鉄筋アパート、小中学校、デパート、病院、映画館、寺社、プール、公衆風呂、貯水槽、そして、炭鉱。なんでもあった模様。しかも、施設同士が地下か空中通路で繋がっていたので、雨に濡れることもなく移動できる、かなりの近未来都市感。

三菱の役員とか炭鉱長みたいな偉い人は島の上のオーシャンビューの風呂付き部屋に住んでいて、アパートも上の階の方に行けば行くほど偉い人が住んでいたみたい。小さい島にも格差はあった。
ちなみに、8階建のアパートは水洗トイレじゃなくて、ぼっとんトイレだったらしい。
下っ端の人が住む一階の人は上の階から落ちてくる音を毎日聞いていたとか、地獄だね。

海底採鉱の仕事はもちろん大変で、湿度95%、気温40度の中、爆発などの危険に晒されながら毎日真っ黒になって働いていた。事故も何度かあり、250名の方が亡くなったらしい。(隣の無人島に火葬場を造ってあって、今もそれが残っています。)

ちなみに月収は今の値段で約80万円ほど!すごい!テレビの普及率が日本全国で8%の中、この島だけ100%だったということからも、当時のリッチな生活がうかがえる。

というような説明を聞いていたらあっという間に時間が過ぎた。
自由時間の後は、岩崎弥太郎の像の前で集合写真。
女子大生が「岩崎弥太郎って誰?」「なんか、三菱の偉い人」って話してて思わず吹いた。

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なんか三菱の偉い人。笑



帰りの船の中ではアツアツのおしぼりを貰った。船に乗る前も飴を貰った。
細やかなサービス。

軍艦島は行けなかったので、300円を返金してもらい、上陸してないけど、記念の上陸証明書を貰う。笑
ツアーのお兄さんが撮ってくれた、集合写真はHPから勝手にダウンロードしていいらしい。証明書の裏にQRコードがついていた。
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上陸してねえ………

また船に揺られて、午後1時前には港に到着。殆どの人がそのまま長崎ちゃんぽん発祥の店という中華料理店に向かっていったけど、麺の気分ではなかったので、そのまま坂を登ってレストランKIZUNAというところでトルコライスをいただく。

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ピラフとパスタにカツが乗ったものをトルコライスと呼ぶそうで…何がどうターキッシュなのかわからないけど。カツがハンバーグだったり、店によって色々違うみたい。

お腹が膨れると眠気が襲ってきて、そのまま店で爆睡。笑
やっぱり寝不足はよくないね。

起きて、すぐ近くのグラバー園へ。
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日本史を取っていなかったので、映画や漫画の知識しかないけど、日本の近代化をやたら支えてくれたスコットランド人のグラバーさんやその他イギリス人の居留地だったそうです。

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グラバーさん胸像

高台にあるので、行きは歩く歩道エスカレーターで、下りながら色んな建物を観れるので楽です。
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5、6軒ほどある建物の外観は和洋折衷、中身は完全ヨーロピアンブリティッシュ。見事なバランス。
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お花もいっぱい

景色も良く、山の斜面に張り付くように建つ家々や港が見渡せます。
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ヨーロッパの田舎、ポルトガルリスボンとかを彷彿とさせる町並み。(坂道の感じも…)
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下手に海外行くより異国情緒に溢れているなという感じです。

暖かいので、時折ベンチに座ってうとうとしてみると、気持ちがいい。
かなりゆっくりしてしまったようで、思いっきり帰りの電車を逃す。

次の電車が1時間半後だったので、ゆっくり歩いて駅へ向かうことに。

途中で、童話館の建物にも寄りました。
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小さい頃、親が童話館のブッククラブで毎月2冊本を買ってくれていたので、知っている、持っている本ばっかり。私の基本的な価値観や言語感覚はこの本達が作ってくれたといっても過言じゃない。
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確実に小説や論文よりも、たくさん読んだ、というより呼んでもらった。笑
美術館は時間なかったので、次の機会に。

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大浦天主堂も、次の機会のお楽しみにする。

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オランダ坂だけはちらっと見た。登るのはしんどそうだったのでスキップ。笑

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出島は何か工事中だった。
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路面電車8駅分歩いて、長崎駅に戻りました。

ここからまた長い電車旅なので、何か買おうとおみやげ屋に入る。
大学の友人のお母さんの長崎のお友達曰く(遠い!)「角煮まんが有名だけど、それよりも小さい普通のなんとかっていう肉まんがおいしい」らしい(ざっくり!)ので、それなのかどうかわからなかったけど、桃太呂というところで肉まん2つ購入。一個80円!
写真撮り忘れたけど、ふわふわで具もしっかり入ってて美味しかったよ!

帰りの電車は3時間45分。
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ほぼ爆睡していて、高校生の帰宅ラッシュも気にならないくらいでした。
鳥栖で乗り換えてから何か気持ちが悪くなって、吐くかと思ったけど、寝る前には治った。
何だったんだ。

長崎はわかってたけど、日帰りじゃ足りないね!
また今度ゆっくりしに来たい。

明日は大分県、別府に行きます。

青春18切符旅②博多観光

3/3 木曜日
昨日の移動が流石に体に堪えたので、目覚ましもかけずに眠ったところ、目覚めると朝10時前だった。寝る前は隣の部屋からイビキが聞こえてうるさかったのに、耳栓して布団に入ってから一瞬で落ちてしまった。

ちょっと脱線ですが、今まで勤務先だったゲストハウスや、自分の旅先で出会った旅好きという人たちをみていて、旅好きと言ってもいろんなタイプがいて、その中で1番多いのが以下の3タイプだと思っている。

1つ目は、旅好きというより、思い出作りが好きな人たち。なので、家族や友人、旅慣れした仲間を連れて行く人が多い。旅よりも、旅を共有した人たちとの関係を大事にする。大抵は1泊、2泊ほどの短期旅行で、パンフレットを見て、雑誌を見て、代理店で手配している人も多いイメージ。お金に余裕ありそう。短期の割にやたらデカいスーツケースをひいていたりする。旅をしている自分が好きという人もいる。悪意はない。

2つ目は、おじさんタイプ、と私が呼ぶ人たち。文化、歴史、食など色々な方面に興味があり、事前に本やネットで入念に下調べをして、ある程度計画通りに旅を進める人。50代後半以上のおじさん、おじいさんに圧倒的に多い。手帳やチラシの裏に調べた情報を手書きしたものや、丁寧にネット情報をまとめて印刷して持ってくる。何故ならスマホを持っていない率が高いから。たとえ持っていても、紙媒体で情報を持ち歩く率が高い。期間は週末だけだったり、1週間だったりまちまちだが、荷物は小さいバックパックと帽子だけ。私が見て旅上手だなというタイプ。

3つ目は、衝動タイプ。学生時代バックパッカーしてたりして、経験豊富。思い立った時に衝動で旅たつので、下調べや手配もあまりしない。スマホで調べながら、道中で一緒になった初対面の人に聞きながら、ノリと流れで旅を進める。大抵帰る日も決めていない。お金が尽きたり、飽きたら帰る。旅が好きで、数年まじめに働いたと思ったら、突然辞めて2,3日後には地球の裏側にいたりする人たちもこれに含む。

前置き長くなったけど、私はこの最後の衝動タイプに近い。バックパッカーはしてなかったし、人見知るし、真面目に数年も働かないけど。今回も2日前に「そうだ九州行こ」って急になって来たので、圧倒的に下調べ不足。博多に何があるか知らない。しかもこの宿では情報くれそうな人がいない。

だだっ広い共有キッチンで明太パスタを食べながら、少しだけ調べもの。次の日の計画を立てて、とりあえず最寄りの井尻駅から、繁華街らしい西鉄福岡駅、天神の方へ向かうことに。

井尻駅までは徒歩4,5分。とても近くて便利。10分ほどで終点西鉄福岡に到着。
この辺で気がついたけど、今日のパンツかなり食い込む。旅行時には荷物減らすために最悪処分しても大丈夫なようなボロボロのものを持って来るので、どうやらゴムもゆるゆるで使い物になっていない模様。まあそれはどうでもいい。

駅のインフォメーションで街歩き地図などのパンフレットを貰い、歩きながら街の全体を思い浮かべる。どうやら天神は名古屋でいう栄、博多駅名駅エリアみたいな感じらしい。
つい2、3時間ほど前に朝ごはんを食べたのに、お腹が減っている。ネットや冊子の情報を元に、博多来たらとりあえずラーメンやろ!ということで、「元祖赤のれん 節っちゃんラーメン」でAランチを食す。650円。

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博多らしい濃い目の豚骨スープに、初めて食べた細くて平べったい麺がマッチしていて美味しい。
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だけど、それ以上にセットの炒飯が想像の遥か上を行く美味さでした。

食べながら、本日のルートを決定。名古屋、栄みたいな場所だけあって、それなりに賑わっているし、美味しいもの多いし、楽しいけど、観光スポット的なものはイマイチ。。
それでもまずは、福岡城址と大濠公園
地下鉄やバスでも回れますが、歩くのが好きなので、ひたすら歩く。
当面の目標がスペインのサンチアゴデコンポステーラを目指す巡礼の道踏破なので、歩く練習も兼ねて。
普段も散歩が趣味で、足の皮がペリペリになったり、水膨れができるくらいは歩きます。

途中で、ラーメンでもたついた口と胃をスッキリさせたかったので、「ラッコルト」というジェラート屋さんで搾りたて牛乳となんとかチェリーのジェラートを食べる。ミニカップダブルで300円。
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ピスタチオとか季節限定の黒蜜きなこなんかもあって、これは誰かと来てシェアしながら色々食べたかったなと思う。

昼の2時過ぎ、気温がぐんぐん上がり、4月のような陽気。公園で食べよう思っていたジェラートは、あっという間になくなった。春先のまだまだ寒いイタリアの、フィレンツェかどっかで食べた殺人的なボリュームのジェラートを思い出して、今ならあの量1人で食べられるな、と思った。もう10年くらい前の話ですが。

途中で韓国人観光客の女の子に道を聞かれる。カメラぶら下げて、リュック背負って、それでも現地の人に見えたのかな。。ちょうど今から行くルートだから案内できたけど。
それはそうと、福岡はやっぱり韓国人多いね。近いもんね。

そうこうしてる間に最初の目的地、福岡城址に到着。初代福岡藩主、黒田長政が築城したそうで、今は門とか一部分だけが残っています。それなりに立派な城だったことが伺える。

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桜?が既に咲いていたり。一応名所らしいです。
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階段を上っていったところにある、大天守跡地。
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石碑ちっさ!

跡地は展望台にもなっていて、公園の池や市内のビル群、空港を発着する飛行機などが見えます。
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隣の大濠公園に向かう途中、猫がたくさんいた。
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おじさんがにゃーにゃー言いながら餌をあげていた。

公園にも猫。
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広い広い公園の池には大量の野鳥。ベンチで休憩したり、犬の散歩したり、ランニングしたり、様々な世代の市民の方が各々好きなように過ごしていました。
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アスレチックスやボート、売店、遊具、カフェなんかもあって、一日中過ごせそう。

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陽射しが心地よいベンチ見つけて、思わず寝そうになりましたが、日暮れまでいちゃいそうだったので、なんとか立ち上がって、また歩き出す。

また天神エリアを突っ切って、博多駅に向かう。
シティーWi-Fiや各種デパートのWi-Fiが無料で提供されているのはとても助かった。
iPad mini(初代)をルーターなしで、野生のWi-Fi暮らしをしている私や海外旅行客には本当ありがたい。

中洲エリアでは夜のお仕事へ向かうお姉さん方をすれ違いながら、ただただ歩く。

色々見ながら、1時間近くかけてJR博多駅に到着。
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(昨日撮りたかったやつ)

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ドラえもんうじゃうじゃ

ハカタシティが今日で5周年ということで、何故か五郎丸選手がイメージキャラクターにされていた。彼は博多の人なの?
駅のイルミネーションの点灯式を見届けたけど、選手は現れず(シーズン中だからそりゃそうか)。

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宿に帰る前に軽〜く食べようと思い、駅から歩いて4,5分のところにある餃子の旭軒へ。
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時間帯が時間帯だけに、ほぼ満席。知ってたけどおじさん率高え!
その中で異質感半端ない、カウンターで水餃子を頬張る美人のお姉さんの隣に案内され、とりあえずビールと焼き餃子一人前ち酢モツを注文。

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コリコリでおいしい

一口?半口?サイズの餃子10個で1人前、350円。美味しい。パクパク食べちゃう。
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その後また焼き餃子一人前と、マカロニサラダも食べて、軽く食べる筈が結構…笑
それでも1500円で済んでしまう良心的な価格設定。好きだ。
手羽先も美味しそうだったけど、アツアツのが好きなので頼まなかった。
水餃子は次回絶対頼む。

明日は朝早いし、さっさと帰って寝よ〜〜と駅に向かうが、そこに来て謎の吐き気に襲われる。
アルコール、ビール一杯ぞ!笑
というか、単に食べ過ぎだったのかもしれない。

なんとか吐きはしなかったけど、大幅に時間をロス。
急いで電車に乗り、笹原駅に着いたのは夜9時。10時には寝たかったのに。

途中で明日の朝ごはんを買って宿に戻る。

途中にある訳あり明太子、めっちゃ気になる。
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お風呂入って、洗濯(嬉しいことに無料)して、11時過ぎに就寝。
マンションの廊下で騒いでる住人がうるさく、この日も耳栓が欠かせなかった。

明日は、日帰りで長崎に行きます。
お風呂入って、洗濯(嬉しいことに無料)して、11時過ぎに就寝。
マンションの廊下で騒いでる住人がうるさく、この日も耳栓が欠かせなかった。

明日は、日帰りで長崎に行きます。

青春18切符旅①大阪→博多

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移動時間が長いので、暇つぶし忘備録。

3/2 水曜日
朝7時前に家を出る。昨日の天気とは打って変わり、突き刺すような冷たい空気が和らいでいて陽射しもあり、玄関を開けた瞬間膀胱が締め付けられるようなあの鋭い寒さはない。

阪急の通勤特急に乗って梅田へ向かう。参考書を片手に開きながらもお喋りに夢中な女子高生達や、死んだ目をした社会人達に紛れて、大きいバックパックを背負った無職も電車に揺られる。
30分程で梅田に到着し、歩いてJR大阪駅に向かう。

みどりの券売機青春18切符を買えることは、今日初めて知った。
窓口は朝早いのに行列ができてて、急いでる人が多そうだったので、ガラガラの券売機で購入。
いつもは最寄りの窓口しか買うところがない小さい駅で買って、駅員さんに行ってらっしゃいって言われていたので、本当初めてこんな大きいターミナル駅からの出発になる。
あと、普段なるべく通勤ラッシュは避けるんですが、今回は12時間の旅程のため、仕方なく初めて早朝ラッシュの中の出発。

博多に向かうため、まずは7:56発の東海道山陽本線の新快速に乗って姫路へ。
1時間ほどで到着した終点姫路で乗り換えて相生、乗り換えて岡山で一度トイレ休憩。
これ以降乗り換え時間がギリギリなのが多いのと、岡山の駅のトイレが綺麗なのは一昨年出雲に行く時に使って覚えていたので。
そして、この辺まで来ると、おそらく同じ18切符で旅しているのであろう一人旅バックパッカー、スーツケースを引いた学生さんグループ、時刻表を抱えたおじいさん達とほぼ同じ乗り換えをしていることに気づく。どこまで一緒だろうか。

黄色い電車で糸崎まで約1時間半。ずっと日向側の席に座って、しばらく昼寝。
起きたら全身カラカラ、カッサカサに乾燥していた。

糸崎では1分の連絡。次の乗り換え、岩国駅までは各駅停車の30駅、2時間18分。この旅で最長。
岩国に着いても全旅程のまだ半分。新幹線ならもちろんとっくの昔に到着している。
岡山より西の山陽の路線は走ったことはないので、車窓の風景を楽しんで過ごす。
(厳密には5年前に新幹線で広島に行った時に、呉、広島、宮島口の間の路線は乗ったけど。)

飽きた時は昨日iPadにダウンロードしておいたAmazonプライム動画を見る。
今日は昭和元禄落語心中。原作ちらっと読んでただけですが、やっぱ好きだ〜石田彰〜〜〜小林ゆう〜〜

途中広島辺りは賑わっていたし、周辺の車内アナウンスはオートで英語もあった。
駅も外国人観光客で溢れてた。京都を思い出してオエッとなる。

宮島口を越えれば、完全に未知の世界。長閑な田舎の風景や瀬戸内海を眺めながら、岩国から新山口まで約2時間。
大阪駅でお昼のパンを買っておいて本当に良かった。売店などは何もない駅が続く。売店どころか、駅員さんすらいない無人駅もちらほら。
電車の進行方向向かって左側の座席から見える瀬戸内海の風景はすごい綺麗だった。右側に座ってしまったのは完全なるミス。傾きかけた陽射しがただただ眩しいだけだった。

夕方4:34に新山口に到着。連絡11分の時間を利用してトイレに行き、セブンでおやつを買う。
何故かドーナツをチョイス。朝からパンしか食べていない。米が食べたかったのに何故。。
乗り換えでバックパックを背負うたびに、重くなっているように感じる。腰にくる。
荷物はたぶん6,7キロはある。それ以上かも。なのにタオルを忘れる痛恨のミス(本日2回目)。

あと、コンビニで気づいたけど、姫路か岡山からずっと同じルートの人がまだちらほらいる。

そこから約1時間半、ようやく本州最西端?、下関に到着!!やっと!!

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(ここでようやくカメラが取り出せた。なので今回は写真全然ない。。)

乗り換え3分という厳しめのダイアなので、皆走る走る。
乗り換え案内を信じて1番後ろの車両に乗って正解でした。階段のすぐそば。

列車は出発してすぐにトンネルに入り、5,6分で潜り抜けた先はもう九州。初九州!!ようやく九州!!長かった!!涙
もう実は岡山くらいからお尻が痛くなり始め、脚は浮腫んで靴がきつくなってました。。。

直通の鹿児島線で小倉で快速に乗り換え。本当は博多経由で行って、博多来たぜいえーいうぇーいみたいな写真を撮りたかったけど、宿に既にレイトチェックインお願いしてて、なる早で向かいたかったので、仕方なくスルーして福工大前で乗り換えて、宿最寄りの笹原駅へ向かう。

大阪から約12時間、家を出てから13時間。
移動距離600km、停車した駅100駅以上。。。

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だいたい乗る駅が始発で、終点まで行くパターンだったので、すっと座れてラッキーでした。尻は死んだ。
お気に入りの駅名は「わき」と「スペースワールド」でした。

笹原駅から10分ほど歩いて、今回の宿シェアリースタイルに到着。
マンション丸ごと主に外国人向け?シェアハウスになってる大きいところで、空き部屋を短期滞在者に貸してるというタイプのところです。管理人さん?スタッフさんに代金を払い、マンションの一室へ。

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ベッド、テーブル、テレビ、冷蔵庫、クローゼット、エアコン、バストイレがあるだけですが、寝るだけなら十分そう。
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2階に基本的な設備が揃った共有キッチンがあり、住人の人たちが各々料理をしていました。

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既にできあがっているコミュニティには入りづらく、やっぱり普通のゲストハウスとは違うな〜という感じ。
Wi-Fiは共有スペースのみで使えて、部屋では使えない。掃除はセルフ。新しいな。
個室で一泊1人3千円ならまぁ許せるかなという感じ。

とりあえず今日は移動で疲れたので、持ってきた米をキッチンであっためて食べて、さっさと寝ることに。